お客様導入事例 しまうまプリントシステム株式会社様

概要

経営課題:顧客からの注文数の増加に対応できるよう、生産力増強と効率化をはかりたい

しまうまプリントシステム様は、「銀塩写真」・「フォトブック」・「年賀状」のプリントサービスを提供するネットプリント事業者です。徹底した効率化による低価格・短納期が強みの当社ですが、顧客からの注文数の増加により、これまでの生産体制では処理が追い付かないケースが発生していました。

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取り組み内容:印刷機増設とシステムの機能拡張により、処理できる作業量が200%アップ

プロダクションプリンター「Color 1000i Press」を3台を増設、合計7台体制に。さらに、ワークフローシステムの機能拡張により、フォトブックのカバーと本身の出力タイミングが異なる問題を改善しました。これにより、処理できる作業量が200%アップし、人手がかかっていた組み合わせ作業も大幅に時間短縮できました。

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将来展望:全印刷機のカラーバランスを一元管理する、カラーマネジメントの導入を計画

今は現場の従業員が毎日目視で確認しているカラーバランスですが、台数がさらに増えたときのことを考慮して、全印刷機のカラーバランスをシステムで一元管理する、カラーマネジメントの導入を計画しています。

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サービス概要:印刷機の増設とプロセスの改革により、生産性向上と安定稼働環境を実現

JDF(Job Definition Formatの略)による、フォトブックのカバーと本身の印刷順序保証を実現、加えて、「Color 1000 Press」シリーズ7台による生産設備体制の構築により、「最少の人数で最大の生産」を行える生産環境の実現を支援しました。

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事例詳細

徹底した効率化により、写真プリントの低価格化・短納期化に成功

代表取締役社長
永用 万人 様

当社は、インターネット専門プリントサービス「しまうまプリント」を運営しており、お客様に「銀塩写真」・「フォトブック」・「年賀状」のプリントサービスを提供しています。2010年のサービス開始以降、累計会員数140万人以上、累計受注数480万件以上、写真プリント枚数約9億枚以上を誇ります。

写真プリント業界は市場全体が縮小しつつあるといわれていますが、その中で当社は創業以来右肩上がりの成長を続けることができています。そのポイントは、既存の技術やサービスに加えて、最新の情報システムを活用していること。印画紙と薬品の大量仕入れ、そして徹底した自動化・効率化をはかることで、写真プリントの低価格化・短納期化を実現しています。1枚/8円で開始した写真プリントサービスは、現在では1枚/6円で展開。PC・スマートフォン・タブレットから注文できる点や、最短で即日出荷という点も他社にない強みの1つです。

また、「安かろう悪かろう」ではお客様からリピートの発注をいただけません。そのため、当社は品質も厳しく追及しています。鹿児島県日置市にあるラボ(現像所)では、設置してあるすべての印刷機の発色を、カラーチャートと照らし合わせながら毎日ズレがないか確認し、少しでも誤差があればすぐに調整しています。お客様が再注文されたときに、同じ色で写真をお届けできるよう努めているのです。

当面の目標は、アジアNo.1のネットプリント事業者になること。目標達成に向けて、継続して事業規模の拡大を進めています。

注文数の増加により、当時の生産体制では処理が追い付かないケースが発生

2012年11月に開始したフォトブック作成サービスは、「写真プリント」・「年賀状印刷」と並び、当社の核となる事業に成長しました。はじめは1冊/800円だった価格も、工程の効率化を重ねることで低価格化に成功。2015年3月に業界最安値となるフォトブック1冊198円のキャンペーンを実施したことで、1カ月の注文数が平均3万冊から一気に15万冊へと増加したのです。

キャンペーンの成功は喜ばしいことですが、問題も顕在化しました。当時は富士ゼロックスのプロダクションプリンター「Color 1000 Press」4台と、より効率的な印刷を行うためのワークフローシステムを活用して生産を行っていましたが、注文数の増加により、24時間稼働させないと間に合わないケースが出てきたのです。フォトブックのほかにも、写真プリントや年賀状印刷のサービスも安定稼働させなければなりません。キャンペーン価格をそのまま通常価格として据え置くことも決定し、お客様にご迷惑をかけないためにも、生産力増強に向けた対応策が必要でした。

さらに、工程上の問題も浮き彫りになりました。これまで、お客様ごとに出力する写真データの総量が違うことから、カバーと本身が異なるタイミングで出力されることがあり、従業員が出力後に1つひとつ組み合わせる作業を行っていました。しかし、注文数の増加によって組み合わせ作業の工数が増加。他部門からの応援も含めて、最大20人体制で対応していましたが、それでも処理が追い付かなくなってしまったのです。

また、人間による作業はミスが発生しがちです。しかし、こちらがどのような状況であっても、組み合わせ作業に間違いがあってはいけません。できるだけ人間の目と手による作業を減らせるよう、工程を改善する必要がありました。

大型印刷機の増設とワークフローシステムの機能拡張で、問題を改善

執行役員
ラボ生産本部 本部長
中間 直美 様

当社は生産力をさらに向上させるため、大型印刷機の増設を決断。品質とコストのバランスを考慮して、富士ゼロックスの「Color 1000i Press」シリーズを3台追加導入することが最善策と判断しました。これには、リピート注文してくださるお客様に、同じ発色で同じ品質の製品を届けたい、という思いもありました。

フォトブックのカバーと本身の出力タイミングが異なる問題については、富士ゼロックスに改善を依頼。ワークフローシステムにJDF(Job Definition Format)を使った新しい処理フローを組み込み、プリントサーバーの機能を拡張することで、カバーと本身の出力順序保証(FIFO:First In First Out)を実現しました。

そのほかにも、細かな問題を1つひとつ改善していくため、富士ゼロックスの営業・サービス担当・現場のメンテナンス担当の方々と、毎月定期的に打ち合わせを実施。当社の従業員全員が大事に守っている「品質・納期・コスト」という3つのポイントを考慮した形で、富士ゼロックスと富士ゼロックス鹿児島が一丸となり、さらなる安定稼働や業務効率化に向けて、一緒に取り組んでくれました。

また、現場では富士ゼロックス鹿児島のメンテナンス担当の方々が、印刷機のかなり細かな色合わせの要求にも対応してくれましたし、トラブルが発生した場合には、素早く駆け付けて対応してくれました。

処理できる作業量が200%アップ、組み合わせ作業も大幅に時間短縮

ラボ生産本部
印刷課 課長
元津 教生 様

2015年9月に、「Color 1000 Press」シリーズ7台による新しい生産体制が本稼働。これにより、当社全体での処理量が倍増しました。たとえば、1カ月で15万冊というフォトブックの生産が、人材を増員しなくても問題なく実施できるようになったのです。

ピーク時には1日で8000冊のフォトブックを生産することもありましたが、特に苦労することもなく出荷でき、私たち自身も驚きました。1年前は1日3000~4000冊を生産するのにも一大事だったことを考えれば、人数を変えずに処理量を200%向上できたことは大きな効果といえます。

フォトブックのカバーと本身の組み合わせ作業についても、印刷指示を出した順番通りに出力されるようになり、ほぼ出力された順番のまま組み合わせれば良くなりました。従業員の作業スキルが向上したこともあり、以前とは比べものにならないくらい短い作業時間で組み合わせ作業を終了できています。

また、新たに導入したプリントサーバーのおかげで、処理速度が向上。比較的データ量が重いジョブデータも、迅速に処理できるようになりました。印刷キューが渋滞することもなくなり、スムーズに工程が流れるようになりました。

全印刷機の色を一元管理する、カラーマネジメントの導入を計画

執行役員
マーケティング本部 本部長
西原 浩司 様

2015年12月に年賀状印刷のご注文ピークを、2016年2月・3月にフォトブックのご注文ピークをそれぞれ迎えましたが、特に大きな問題もなく無事に乗り越えることができました。これも今回の改善のおかげだと考えています。現時点では注文数がさらに増えても、余裕を持って生産できるだけの環境が構築できています。

しかし、今後さらに当社のサービスが成長していけば、大型印刷機の台数をもっと増やしていくことも必要になるでしょう。そうなれば、カラーマネジメントが重要な問題になります。いかに早く効率的に全印刷機のカラーバランスを合わせて稼働させていくか。今は人間が毎日目視で確認していますが、台数が増えればシステムで一元管理する必要が出てくると思います。

また、写真データにはExifという情報領域があり、当社はその膨大なデータを保有しています。このビッグデータをマーケティング戦略に活かしたり、画像解析技術と関連させて新しいビジネスにチャレンジしたりしていきたいとも考えています。

今後もフォトブック事業のさらなる拡大に向けて邁進していきたい

お客様のご要望があれば、フォトブックの対応サイズも拡大していきたい。そのためにも、製品側で長尺の印刷に対応できるようなバージョンアップを期待しています。また、さらなるスピードアップのためにも、年賀状印刷の通信面と宛名面を同時に印刷できるようにしていただけると、ありがたいです。

当社は今後もフォトブック事業の拡大に向けて邁進していきます。今後も富士ゼロックスには現場の状況・温度感を東京でも感じていただきつつ、東京と鹿児島の富士ゼロックスが連携して、総合力で当社を支援していただきたい。当社のさらなる成長に向けて、パートナーとして一緒に歩んでいただきたいと思います。

プロフィール

会員数140万人超、ネットプリントシェア国内No.1(自社調べ)の「しまうまプリント」を運営しているしまうまプリントシステム様。「高品質で超低価格な商品を、より早く安全にお届けする」をサービスコンセプトに掲げ、常に徹底した品質管理と低価格化に向けた工程効率化を進めています。また、鹿児島県日置市に国内最大級のラボ(現像所)を有し、日々顧客から寄せられる大量の注文に対して、最短即日出荷で応えています。


(2016年4月現在)
会社名 しまうまプリントシステム株式会社
所在地 鹿児島県日置市伊集院町清藤2110-29
創業 2010(平成22)年5月6日
資本金 1億円
従業員 107人(2016年4月現在)
URL

ソリューション内容

印刷プロセス改革により、生産性向上と安定稼働環境を実現

しまうまプリントシステム様は、順調な注文数の増加にともない、社員1人ひとりにかかる処理量が増えており、さらなる生産性の強化が必要でした。また、フォトブックと印刷年賀状を、デジタル印刷機で生産するにあたり、できる限り工程を自動化できる、「管理を含めた、印刷から後加工まで一気通貫のシステム」を追求されていました。

そこで富士ゼロックスは、生産現場のシステム保守を担当する富士ゼロックス鹿児島と、東京にいるプロダクション営業や技術部門であるSEが密に連携。しまうまプリントシステム様の生産現場の状況を反映した提案を実施しました。

具体的な内容は、JDF(Job Definition Formatの略)を使った新しい処理フローを組み込み、フォトブックのカバーと本身の印刷順序保証(FIFO:First In First Out)ができるシステムへのカスタマイズ。そして、フォトブック事業の急激な伸長に対して、トータルワークフローと「Color 1000i Press」シリーズ7台による生産設備体制の構築です。

しまうまプリントシステム様には、これまでの富士ゼロックスの姿勢や富士ゼロックス鹿児島の迅速なサポート体制をご評価いただき、提案をご採用いただきました。そして今回、「品質、納期、コスト」のバランスを保持しつつ、「最少の人数で最大の生産」を行えるシステムを実現。安定稼働と生産性向上を支援しました。

富士ゼロックスでは、これからもしまうまプリントシステム様のフォトブック生産量の拡大を支え、お客様からの信頼を継続して得られるよう、今後もオール富士ゼロックスで連携して取り組んでまいります。

(左から)
富士ゼロックス鹿児島株式会社
代表取締役
金子 努
富士ゼロックス株式会社
福島 あや子
富士ゼロックス鹿児島株式会社
CS部 CS1グループ
中央チーム チームリーダー
及川 和敏
CS部 CS1グループ
中央チーム
上村 昌彦
CS部 CS1グループ
グループ長
池山 賢一
CS部 部長
東 一清

(左から)
富士ゼロックス株式会社
ソリューション・サービス営業本部
プロダクション・ソリューション・サービス部
東日本プロダクション技術部
技術4グループ
福田 好広
プロダクションサービス営業本部
SB・GA営業統括 東日本営業部
営業3グループ
福島 あや子

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  • 注記:事例の内容は2016年4月時点の情報です。

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