お客様導入事例 株式会社ソディックDAC様

概要

経営課題:出力環境の違いによる色のバラツキが、コスト増や仕事の流出を招いていた

福井県坂井市に拠点を置き、親会社である工作機械・産業機器メーカーである株式会社ソディックが提供する取扱説明書の制作を行ってきた株式会社ソディックDAC様(以下、敬称略)。出力環境の違いが色表現のバラツキを生み、顧客とのやり取りを増やしていました。そうした顧客とのやり取りを減らすため、見た目ではなく数値で色を管理する「カラーマネジメントシステム」を、いち早く導入しました。

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取り組み内容:技術認定の資格取得により、制作物の色表現に自信が持てるようになった

「カラーマネジメントシステム」を社内外に浸透させるため、富士ゼロックスの技術認定制度「Fuji Xerox Color Management Basic/Professional」を活用することにしました。現在は4人の社員が資格を取得したことで、制作物における色表現に自信が持てるようになりました。また、顧客とのやり取りにかかっていた時間や労力も削減できました。

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将来展望:有資格者の高い知識を活かして、制作物の品質を維持

有資格者の高い知識を活かし、制作物に厳しい出荷基準を設けて、品質を高い水準で維持しています。また、今後は富士ゼロックスの技術認定制度を、社内教育の柱にしていくことで、カラーマネジメントの重要性を浸透させ、会社全体のスキルアップをはかる方針です。

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サービス概要:技術認定を取得し、オンデマンド印刷機を高いクオリティーで運用

ソディックDAC様には、6年前から富士ゼロックスのSEがプロファイル作成やカラーマネジメントによる運用手法を提供しており、このたび社内の人材育成プログラムとして、技術認定制度を提案いたしました。現在、認定者の方々が調整されたColor 1000 Pressは、6年前とは比べ物にならない、高いクオリティーで運用されています。

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事例詳細

親会社の製品に関わるドキュメント全般の出力を担ってきた

代表取締役 芳賀 雅右 様

当社は、親会社であるソディックが製作する工作機械・産業機械の、取扱説明書・カタログなどの制作を目的として設立した会社です。

もともとは取扱説明書を内製していたソディック福井総務部が母体であり、はじめはモノクロ印刷で実績を積んできました。その後、カラー印刷機を導入し、社内カンパニーとして設立したのち、2005年に法人化したのです。

当時、カラー印刷機として導入していたのは、富士ゼロックスのオンデマンド印刷機「Color DocuTech 60 V」でした。これにより制作物の幅が広がり、製品カタログや技術資料、会社案内やパネルなどの印刷も手がけるようになりました。

見た目ではなく数値で色を管理する「カラーマネジメントシステム」を、いち早く導入

しかし、カラーのオンデマンド印刷機「Color DocuTech 60 V」を導入したことで、モノクロ印刷にはない問題も出てきました。それは、次の3つです。

  • 工作機械・産業機械の写真では好ましくない「色のテカり」
  • 紙にトナーが載っていることを立体的に感じる「コンモリ感」
  • 制作者が意図する色と出力結果との間に起こる「色のぶれ」

これらの問題について、親会社の制作担当者やデザイナーから、たくさんの要望を受けました。特に「色のぶれ」については、制作担当者とデザイナーと当社、3つの出力環境でそれぞれ色の表現が違うことから、何度も要望を受け、そのたびに右往左往するというケースも少なくありませんでした。

こうした要望に応えるべく、当社では設定変更などの努力をしてきましたが、オンデマンド印刷の技術的に困難な部分もあり、結果的に品質を求める印刷物の場合は、親会社が別の外注先に委託するという流れができてしまいました。これは当社としては非常に残念な事態でした。

そこで、当社は2007年から「DocuColor 7000 Digital Press」を導入し、他社に先駆けて統一的に色の管理を行う「カラーマネジメントシステム」による運用を開始。日本の標準色として制定されている「Japan Color」を基に、当社独自のプロファイルを作成して、見た目ではなく数値による管理を実施し、ディスプレイやプリンターなど異なる機器間でも同一の色が表現されるようにしました。顧客の要望に逐一合わせるのではなく、定めた基準にみんなが合わせていく、というスタンスで進めました。

「カラーマネジメントシステム」の浸透のため、技術認定制度を活用

制作課 課長 我谷 奈々代 様

当社では、富士ゼロックスの協力を得ながら「カラーマネジメントシステム」を導入しましたが、それを顧客にも認めてもらえるよう、自分たちから働きかける必要がありました。また、社内でも「カラーマネジメントシステム」を継続的に浸透させ、会社全体でスキルアップしていくことが必要だと感じていました。

そうした課題解決のために活用したのが、富士ゼロックスの技術認定制度「Fuji Xerox Color Management Basic/Professional」です。印刷に関する一般的な知識、オンデマンド印刷機のゼログラフィーに関する知識、カラーマネジメントに関する知識を身に付ける良い機会ですし、当社が運用してきたカラーマネジメントの必要性について、会社全体で理解してもらうためには、この制度を活用するのが手っ取り早い手段だろうと考えました。

そこで、社員は「Fuji Xerox Color Management Basic/Professional」を取得することにしたのです。

資格を取得したことで、制作物における色表現に自信が持てるようになった

制作課 出前 圭一 様

まず2012年6月に代表取締役が「Fuji Xerox Color Management Basic」を、社員1人が「Fuji Xerox Color Management Professional」を受験。その後、2人の社員が「Fuji Xerox Color Management Professional」を受験しました。富士ゼロックスのSEの方に教えていただいたり、社員同士で教え合ったりしながら、懸命に勉強し、結果として4人全員が合格しました。

これにより、資格を取得した社員は、カラーマネジメントの重要性を再認識でき、自分たちの制作物における色表現に自信が持てるようになりました。顧客にも確固とした根拠を持って説明できていますし、これまで顧客との色のやり取りにかかっていた時間や労力は大幅に削減できています。

また、資格取得により富士ゼロックスが保証する技術レベルを保持していることを、公式に認めてもらえたこと。そして、いろいろな紙を扱うことになっても自分たちで色合わせができるようになったことは、運用面での心強さを感じています。

厳しい出荷基準を設けて、制作物の品質を高い水準で維持

制作課 田島 辰樹 様

当社では、2012年に2台あるオンデマンド印刷機のうち1台を「Color 1000 Press」に更新しましたが、技術認定を取得したことで、プロファイルを自社で作成できるようになるなど、新しい機器の性能を最大限に引き出すことが可能になりました。また、新しいオンデマンド印刷機の導入によって、以前から問題となっていた「色のテカり」や「コンモリ感」についても解消されました。

このように、今回の「Color 1000 Press」導入と、技術認定による人材育成により、以前から課題となっていたことが解決できました。

現在、当社ではきちんと測色機を使って制作物の色を測定し、色の差を表す数値ΔEが2以下の印刷物でないと出荷してはいけない、という基準を設けています。親会社からは「基準が厳しすぎるのでは?」という声も上がりましたが、あえて厳しい基準を設けて、品質を高い水準で維持する努力を続けています。

また、現在は親会社だけではなく、福井県内の印刷会社や学校関係などの顧客も増えており、今後も外販について積極的に進めたいと考えています。そのため、こうした確固たる運用体制を「オープンハウス」という形で顧客に開示し、その信頼性の高さをアピールしています。

富士ゼロックスの技術認定制度を、社内教育の柱にしていく

今後、さらに「Fuji Xerox Color Management Basic/Professional」の資格取得者を増やしていきたいと考えています。また、当社ではAdobe社の技術認定とともに、富士ゼロックスの技術認定制度についても社員教育の柱として社内に広げていく予定です。

今後多くの顧客が印刷物の発行を控えることが予想される厳しい時代の中、当社は精度の高いオンデマンド印刷機を活用し、高解像度で高品質な色の表現ができることを強みとして、勝負していきたいと思います。これからも付加価値の高い制作物を顧客に提供していくために、富士ゼロックスには引き続き手厚い協力を期待したいと思います。

プロフィール

株式会社ソディックDACは、工作機械・産業機械・食品加工機械などの総合メーカーであるソディック株式会社の子会社です。「ドキュメントのもの作り」において、印刷の上流工程であるデザインから製本工程までを一貫して独自の工程で多様な顧客ニーズに応えています。「創造」、「実行」、「苦労克服」の基本理念に基づき、顧客にとっての付加価値を創造し提供していくことを目指しています。

株式会社ソディックDAC
会社名 株式会社ソディックDAC
本社所在地 福井県坂井市坂井町長屋78
設立 2005(平成17)年10月
資本金 1,000万円
従業員 13人
URL http://www.sodick-dac.co.jp/ [外部サイト]

※2012年12月現在

ソリューション内容

人材育成プログラムによる企業変革

Color 1000 PressとPX Print Serverシリーズの登場で、標準搭載のプロファイラー(Color Profile Maker Pro)を活用した、お客様によるプロファイルの設計が可能になりました。Color Profile Maker Proの技術を習得するとPX Print Serverが接続されている機種であれば全ての色管理が可能です。

プロファイル作成技術を身に付けるためには、「印刷の知識」「ゼログラフィーの知識」「色・プロファイルの知識」「プロファイラーの知識」が必要です。これら色のノウハウを学習できる教育プログラム「カラーワークフロー運用立ち上げ支援サービス」と、昨年2月には、習得した技術を認定する「技術認定制度 Fuji Xerox Color Management Basic/Professional」を発足いたしました。(技術認定制度 Fuji Xerox Color Management Basic/Professionalは、富士ゼロックスの社内SEに対して実施してきたカラー技術者向けの人材育成プログラムです)。これらサービスにより、デジタル印刷機を最高品質で運用できる人材を育成可能になりました。

株式会社ソディックDAC様には、6年前から富士ゼロックスのSEがプロファイル作成やカラーマネジメントによる運用手法を提供しておりました。しかし、役務によるサービス提供では、多用紙への対応や費用面の負担が大きいため、社内の人材育成プログラムとして技術認定制度を提案させていただきました。現在、認定者の方々が調整されたColor 1000 Pressの運用品質は、6年前とは比べ物にならない、高いクオリティーで運用されています。また、技術者の方々の自信に満ちあふれた顔を拝見し、トップマネジメントによる人材育成が会社を変える、ということを確信いたしました。

今後も、富士ゼロックスはお客様の人材育成を支援するメニューを、リリースして参ります。

(左から)
富士ゼロックス株式会社
ソリューション・サービス開発本部
ソリューションプロジェクトマネジメント部
業務PM部
ソリューションマネジメント3グループ
Project Leader
荻野賢

プロダクションサービス営業本部
SB・GA営業部 西日本営業部
中部営業グループ
徳本浩

プロダクションサービス営業本部
SIサービス部西日本プロダクション技術部
技術4グループ
山西泉

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  • 注記:事例内容は2012年12月時点の情報です。

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