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こんなのあり?!「働き方改革」に取り組むユニーク企業たち

職場/企業

ワークライフバランスの向上を目指し、「働き方改革」に取り組む企業が増えています。「有給休暇をとりやすくする」「残業を減らす」などの一般的な取り組みのほかに、あっと驚くような制度を取り入れている企業も登場しています。多様な働き方を認めながら、好業績を維持することは可能なのでしょうか。今回は、「日本の企業で働くこと」の常識を根本的に変える、「働き方改革」の変わり種たちを紹介します。

「ゆるい就職」でほどほどに働く:株式会社ビースタイル

人材派遣のビースタイル社は、新卒から25歳の若者を対象に、週3日働いて15万の月給を得る「ゆるい就職」という就職サービスを2014年に提案して話題を呼びました。同サービスは、ニートだけを集めて運営する「ニート株式会社」を手がけたことでも話題を呼んだ慶應義塾大学特任助教の若新雄純氏が発案。「週3日働き、残りの休日4日間でプライベートを充実させる」という働き方を提案するというものです。

「ゆるい就職」で紹介する仕事の雇用形態は正社員ではなく、派遣社員や契約社員です。そのため、サービス開始当初は「結局非正規か」「フリーターの増加を助長するだけ」といった声がネット上などで多く聞かれました。しかし、ネット上の批判をよそに、同サービスには100人超の若者がエントリーし、なかには高学歴者や有名企業での就業経験のある若者もいたことでも注目されました。

「ゆるい就職」で目指しているのは、あくまで「週3日は濃密に働く」ということ。一般的に、正社員の補助的な業務のみを与えられる契約社員や派遣社員とは、この点で少し考え方や採用目的が異なるといえます。実際、採用されたのは新卒よりも就業経験のある若者たちが多く、業務にコミットしたいという意欲も高いといいます。

このほか、WEBや印刷物のデザインを手掛けるワヴデザイン社は、2012年から「11ヶ月働いて1ヶ月休む」という勤務形態を取り入れています。休みの1ヶ月間は海外旅行や留学に行くもよし、家族とゆったり過ごすもよし。希望すれば、ほかの会社で働くこともできます。ただし、休暇後はその内容をブログで発表することになっています。小さい会社なので、メンバー1人が1ヶ月抜けてしまうのは、正直大変だといいます。それでも、「より多くの経験(インプット)をして、より良いデザイン(アウトプット)をする」ことを目的に、同制度を継続しています。

長時間労働やサービス残業がなかなか是正されないなかで、「きちんと休める、自由時間がある」というのは、人材を獲得する際の新たな価値、報酬になりえるといえるでしょう。これらの取り組みが、働き方の選択肢を増やし、根本を変えるか注目です。

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15時からはフリータイム! 株式会社スタートトゥデイの「ろくじろう」

ファッション通販サイトZOZOTOWN(ゾゾタウン)を運営するスタートトゥデイ社は、2012年からお昼休みを取らずに働いて15時退社を目指す「ろくじろう」という制度を導入しています。同制度は、朝9時から15時までの6時間でチームの業務が終わっていれば、帰ってもよいというもの。これは、同社の前澤友作社長自身の「人間、集中して仕事ができるのはせいぜい3~4時間ではないか」という疑問から生まれたそうです。

もし6時間で終わらない場合は、チーム内で業務をシェアし、できるだけ早く終わるようにします。その結果、「6時間で終わらせるにはどうすべきか」とそれぞれが自主的に考えるようになり、無駄なEメールなどを削減。制度開始前に比べて、社員あたりの生産性が25%向上するという成果が得られました。

同社では、勤続年数や成果に関係なくボーナスを均等に支給しています。また、基本給も全員同じで、役職に応じた手当がつくという賃金体系です。「ろくじろう」やこうした報酬制度は、チームや社内の和を強く意識していることから生まれているといいます。多様な働き方や、チームワークを意識した評価制度などの結果、離職率は以前の28%から4%まで低下したそうです。

「ろくじろう」を始めた2012年当初、ZOZOTOWN(ゾゾタウン)のアクティブ会員数が減少に転じたことで、「勤務時間の減少が業務の低下につながった」という批判も聞かれましたが、売上高が前年同期比42%増(2017年3月期第3四半期)と好業績をキープしています。経済産業省の調査では、日本の消費者向け国内EC市場の伸び率は、2016年時点で前年比9.9%増であることを踏まえると、同社の成長率は驚異的といえるのではないでしょうか。

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日本一社員が幸せな会社:未来工業株式会社

岐阜県にある電気・設備資材メーカーの未来工業社は、1日7時間15分就業で、原則的に残業禁止。年間休日数が140日、さらに有給休暇が最長40日と、休みの多さが「日本一」ともいわれています。それでいて驚くほどの高収入や5年ごとの豪華な海外社員旅行を実現しており、「日本一社員が幸せな会社」として有名になりました。同社は50年間赤字なしで好業績を続けています。たっぷり休みをとっているのに、なぜ高収入を実現できるのか。それは、同社の「やめる力」にあるといいます。

同社では、「残業」「営業ノルマ」「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」といった、一般的にサラリーマンの基本とされる事柄から、本社の「警備員」、さらに廊下の「ドアノブ」まで、「いらない」「ムダ」と思った物事をどんどんやめていきました。

しかし、ただやめるだけでは、うまくいかないこともあります。未来工業社では、いったんやめてみたもののうまくいかなかった場合は、もう一度復活させることもあるそうです。通常、「やめる」と言い出すと、「責任をとって代わりの方法を考えなくてはいけない」「うまくいかなかったらはずかしい」などと考えて、二の足を踏んでしまいがち。同社では、「ダメならもとに戻せば良い」という考え方が浸透しているので、やめることに抵抗がないのだといいます。改革には「やめる」ことが大事なのではなく、常に「改善」を考えるという姿勢が大切なのでしょう。

また、同社創業者の故山田昭男氏は、社員を大切にする一方で、管理職には厳しかったといいます。特に、部下に残業や休日出勤をさせる、有給休暇の理由を聞くなど「管理したがる」管理職は厳しくしかり飛ばしました。山田氏の考えでは、管理職の仕事は部下を管理し縛り付けて不満を持たせることではなく、チームの生産性を上げて業績に貢献すること。特に、上司が干渉しすぎると「指示待ち社員」が発生します。すべての社員が最大のパフォーマンスを上げるためには、できるだけ部下の不満を減らし、仕事へのモチベーションを向上することが重要なのです。

働き方は人生の数だけある

オフィス向けのグループウエア開発を手掛けるサイボウズ社は、「100人いたら100通りの働き方」があると表明しています。同社ではこのモットーをもとに、2007年から、「時間に関係なく働く」、「多少残業をする」、「定時・短時間で働く」など、個人の状況にあわせて9種類の働き方から選択できるキャリアプランを導入。昨今では、「働き方改革」の旗手として知られます。

100人いれば、100通りの人生があります。仕事も人生の重要パートなのですから、サイボウズ社のモットーのように、100人いれば100通りの働き方があってもいいはずです。また、スタートトゥデイ社やビースタイル社、未来工業社の改革は、すべて「常識を疑うこと」から始まっています。「なぜ?」という疑問を持たなければ、現状を変えようという発想は浮かんできません。まずは、「週5日、8時間働かなければいけないという常識」を疑うことが、これまでの働き方を変えるユニークな発想につながるといえるでしょう。

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