Flow Management Option2.1において、[フロー管理画面]にアクセスできなくなることがあります。
現象
ApeosWare Management Suite 2.1 Flow Management Optionがインストールされたサーバーで、ホスト名設定ツールを使用しホスト名またはIPアドレスを変更すると、Flow Management Optionの管理画面にアクセスできなくなることがあります。
原因
ApeosWare Management Suiteの不具合です。AWMSHostnameSetup.exe -D {データベースのホスト名} -DEを実行しても、Flow Management Optionのデータベースのホスト名が正しく更新できません。そのため、AWMSHostnameSetup.exeの実行後に[フロー管理画面]へアクセスすると、古いホスト名でデータベースにアクセスしようとして、[フロー管理画面]への遷移に失敗します。
本現象は以下の条件で発生します。
- オールインワン構成のFlow Management Optionがインストールされたサーバーで、ホスト名またはIPアドレスを変更する。
AWMSHostnameSetup.exe -N {変更後のホスト名またはIPアドレス} -D {データベースのホスト名} -DE - 分散構成のFlow Management Optionがインストールされたサーバーで、ホスト名またはIPアドレスを変更する。
AWMSHostnameSetup.exe -N {変更後のホスト名またはIPアドレス} -D {データベースのホスト名} -DE - データベースを分離した構成でFlow Management Optionを利用している場合に、 データベースサーバーのホスト名またはIPアドレスを変更する。
AWMSHostnameSetup.exe -D {データベースのホスト名} -DE
- 注記 Flow Management Optionがインストールされたサーバーのホスト名またはIPアドレスを変更する場合には、-Dオプションを使用する必要があります。
対策
以下のいずれかの方法で[フロー管理画面]にアクセスできない不具合を解消することができます。
また、事前に実施頂くことで、本問題の発生を回避することができます。
方法1:
AWMSHostnameSetup.exeの-DEオプションの代わりに、-DU/-DPオプションを使用してデータベースのホスト名を変更してください注1。
-DU/-DPオプションの詳細は、「機能ガイド総合編」の [14.2 サーバーの情報の変更]をご参照ください。
実行時には、SQL Serverのsaアカウント(system administrator)のパスワード入力が必要になります。
- 注1 ApeosWare Management Suite2.1.0.3以前のマニュアルには、分離構成でのみ使用可能という記述になっていますが、分離構成以外でも使用可能です。
方法2:
AWMS_Patch_2_362注2を適用後、AWMSHostnameSetup.exe -D {データベースのホスト名} -DEを実行し、データベースのホスト名を修正してください。
- 注2 本不具合の修正モジュールです。購入ユーザー専用ページより入手してご利用ください。
適用時には以下の点にご注意ください。
・AWMS_Patch_2_362はFlow Management Option 2.1.0.6/2.1.0.7用のソフトウェアです。そのため、Flow Management Optionのバージョンが2.1.0.6/2.1.0.7以前の場合は、バージョンを2.1.0.6/2.1.0.7にアップデートしてから、修正モジュールを適用してください。